山梨県立美術館メタバース事業「雨宮庸介 まだ溶けていない方の山梨県美」プロジェクトデザイン
山梨県立美術館LABONCHIシリーズの第2弾として、雨宮庸介『まだ溶けて無いほうの山梨県美』を2024年３月に開催。 COMPOUNDは事業受託者として展覧会ディレクションとVIデザインを担当。 仮想現実がテーマになった展示企画シリーズとして、雨宮氏がV（仮想）とR（現実）を２つの展示スペースで作品を展示しました。 ドラマトゥルクに劇作家の石神夏希さん、振付演出に浅井信好さん、VR撮影に飯田将茂さん、演奏にサンガツの千葉広樹さん、会場設計はGROUPなど様々な分野のプレーヤーが参加してくださいました。
Yosuke Amemiya's "Yamanashi Prefectural Museum of Art: The One That Has Not Yet Melted" was held in March 2024 as the second installment of the Yamanashi Prefectural Museum of Art LABONCHI series. COMPOUND was in charge of the exhibition direction and VI design as the project trustee. As a series of exhibition projects on the theme of virtual reality, Amemiya exhibited his works in two exhibition spaces, V (virtual) and R (reality). The dramaturge was Natsuki Ishigami, the choreography director was Nobuyoshi Asai, the VR photography was Masashige Iida, the performance was Hiroki Chiba of Sangatsu, and the venue design was GROUP. Creators from various fields participated in the event.
2024/3
Exhibition Direction + VI Design: Yuta Oda (COMPOUND inc.)
VR photography and editing: Masashige Iida
Dramaturg: Natsuki Ishigami
Choreography and Performer: Nobuyoshi Asai
Performer: Mayumu Minagawa and others
Choreography Advisor: Mariko Kida
Contrabass: Hiroki Chiba
Venue Design: GROUP
Editing：Yoshidayama
Brainstorming: Shinichiro Kano
Curator in charge：Rei Kosakai
English translation of VR images: Asuka Kiriyama
Lighting: Shoma Fujimura, Denki Mochizuki
「COMPOUND」とは立体を磨き上げる為の「研磨剤」です。
また「混合物」という意味も含まれていて、そのもの自体が混ざり、
交わっている状態を意味しています。
私たちはグラフィックデザインを軸足としていますが、
しかしそれが影響する範囲は決して、縦×横の平面にとどまるものではありません。
デザインとは「設計」であり、たとえ一枚のポスターであっても、
コミュニケーションの衝突を解決するためのものであるはずだからです。
私たちはコミュニケーションにおける課題の発見からスタートし、
その解決のために常に立体的に「設計」することをもって、
最終的な成果物とすることを得意としています。
そのため、ディレクションの領域はときにグラフィックデザインを飛び越え、
商品開発からブランド戦略まで、多岐にわたります。
そこにある課題を立体的に捉え、自身もそこに混ざり交わっていくことで、
この世界を価値ある、磨きのかかったものに仕上げていくこと。
それが「COMPOUND」の使命です。