文化庁メディア芸術広報事業「Media Art Current Contents」VI・WEBデザイン
メディア芸術についての統合広報サイト「MACC(MediaArt Current Contents)」のプロデュースとVI設計 複雑化しがちな多岐にわたるコンテンツを「知る、楽しむ、考える」というシンプルな動詞でカテゴリー分けをし、より広い認知を目指したWEBサイトにしました。 MACCのメインビジュアルは最初にモデルの萬波ユカさんに「メディア芸術データベース」を触ってもらいながらご自身の体験を語っていただき、そこで言及があった作品の個別データをデータベースから抽出し、データビジュアリストの原淳之介さんがデータビジュアル化。 そのデータビジュアルを小田がファブリックデザインに落とし込み、HATRAのデザイナーの長見圭佑さんが衣装デザインをして、その衣装を萬波ユカさんが着て奥脇孝典さんが撮る。というメディア芸術アーカイブデータを別の芸術表現に転化する試みでした。
Production and VI design for MACC (MediaArt Current Contents), an integrated public relations website about media arts. The website was designed to promote wider recognition by categorizing a wide range of contents, which tends to become complicated, into simple verbs: "know, enjoy, and think". The main visual for MACC was first created by having the model Yuka Mannami talk about her own experiences while touching the "Media Arts Database." Individual data from the works mentioned in the database were then extracted from the database and made into data visuals by data visualist Junnosuke Hara. Oda will incorporate the data visuals into fabric design, Keisuke Nagami, designer of HATRA, will design the costumes, Yuka Mannami will wear the costumes, and Takanori Okuwaki will photograph them. It was an attempt to transform the media art archive data into another form of artistic expression.
2023/2
PRD/CD/AD: Yuta ODA(COMPOUNDinc.)
WEB: HANDSUM
MODEL: Yuka MANNAMI(DONNA)
COSTUME: HATRA
DATA VISUAL: Junnosuke HARA
PHOTO: Takanori OKUWAKI
HAIRMAKE: Tomomi SHIBUSAWA
「COMPOUND」とは立体を磨き上げる為の「研磨剤」です。
また「混合物」という意味も含まれていて、そのもの自体が混ざり、
交わっている状態を意味しています。
私たちはグラフィックデザインを軸足としていますが、
しかしそれが影響する範囲は決して、縦×横の平面にとどまるものではありません。
デザインとは「設計」であり、たとえ一枚のポスターであっても、
コミュニケーションの衝突を解決するためのものであるはずだからです。
私たちはコミュニケーションにおける課題の発見からスタートし、
その解決のために常に立体的に「設計」することをもって、
最終的な成果物とすることを得意としています。
そのため、ディレクションの領域はときにグラフィックデザインを飛び越え、
商品開発からブランド戦略まで、多岐にわたります。
そこにある課題を立体的に捉え、自身もそこに混ざり交わっていくことで、
この世界を価値ある、磨きのかかったものに仕上げていくこと。
それが「COMPOUND」の使命です。